UK deficit warning from City economistsの訳。
シティ街からの警告
By Chris Giles, Daniel Pimlott and Jean Eaglesham
Published: January 3 2010 22:31 | Last updated: January 3 2010 22:31
イギリスは今年、苦しい予算編成に屈服する危機を迎えている。本誌の調査によると、今年一杯は少なくとも経済が低迷しそうだからだ。
我が国が抱える最も大きなリスクを3つ挙げてもらったところ、79人中37人のエコノミストがイギリスの財政危機が経済復興の予定を狂わしかねないという意見だった。
LSE学部長(かな?)でイングランド銀行の元金融政策委員会委員ハワード・デイビスは「最も大きなリスクは政府が財政をコントロールする自信の低下です。」と述べている。
イングランド銀行の元副総裁 John Gieve氏も、財政赤字に対して不適切なアプローチで望んだ場合、ポンドが乱降下することになりかねないと述べている。シティ街のエコノミスト、元金融政策委員会委員や研究者たちによって、選挙前の小競り合いが激しくなるにつれて警鐘が鳴らされている。
ゴードン・ブラウン首相はおよそ1780億ポンドの財政赤字削減には事実上の支出削減が必要であることを認めず、日曜日にライバルから"不誠実"だと非難を受けた。
首相は政府が予定する支出カットについて、BBCのインタビューに「国民は投資の用意をする必要があります。トーリー党はしません。」と応えている。
首相はまた「我々は公共サービスを守るために社会保障を1%値上げします。これは医療や教育、警察活動への支出を維持するためです。」とも述べている。
保守党議員によると、首相のコメントから想像するに、内閣では"落胆が広がっている"のだろうということだ。
エコノミストのほとんどがイギリスの回復と2010年の成長を信じているが、政府とイングランド銀行がイギリス経済の立ち直りについての見方は楽観的すぎると考えている。2010年末に平均2.5%以上で成長していると予想するエコノミストはたった16%しかいない。
イギリスがギリシアやアイルランドを巻き込んだような財政危機を回避するため、政府は財政再建計画をもっと明確で信頼できるものにする必要があるというのが彼らの意見だ。もし万が一、投資家が今値上がり中の政府債を買わないと決めてしまえば、金利が上がって景気回復は足止めを喰らってしまうだろう。
とは言うものの、エコノミストの間でも財政危機にどう対処するかについては意見が分かれている。回答者の半分は2010年中に支出削減し増税するのが最優先だという保守党の考えを支持している。もう半分はこのような急速な借り入れの削減は回復の足をひっぱるものだと警告している。
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